WASS東海

平成27年3月7日

■活動目標:

○勉強会(2カ月に1回実施)

木と建築、そして地域性をキーワードに勉強会を行う。 その目的は、地域材をうまく活用するための問題提起、その解決手法の検討であり、さらにメンバー間のネットワークづくり、情報共有である。中期的目標とし て、これらの勉強会で得られた知見をシンプルでわかりやすい1冊のカタログとして成果をまとめる。(工程表、工程ごとのポイント、本地域のキーパーソン育 成、相談役リストアップ等)

 

○ネットワークづくり

前回より、岐阜県若手森林業研究会(20~30代の森林業務にかかわるかたの研究会)との合同勉強会等、より幅広いネットワークが生まれている。WASS東海を通じて、参加メンバー間で新たなプロジェクトが生まれており、実務的にも本研究会の役割は重要となっている。

 

○運営委員会(1年に2~3回実施(必要に応じて))

必要に応じて、本研究会の今後の方向性を世話人、一部のコアメンバーを交えて議論する。

 

■世話人からのコメント

WASS 東海も発足から1年以上が経過し、様々な業種、年齢層の方と共に毎回有意義な勉強会を開催しております。以前に比べると一般、公共問わず国産材が使われる ようになり、またバイオマスなどを含め木材の利用用途も多様化している中で、その流れが木材業界にとってより良いものになっていくよう研鑽を積んでいきた いと思っております。また社会から木材に寄せられる期待に応えていくためにも、山に近い地域ならではのアプローチをしていければと思っています。今後とも よろしくお願いします。

(株)山共 田口房国

 

「泳ぎながら泳ぎを覚える」を合言葉に活動してまいり ました。まだまだ岐阜が中心ですが、地味ながら当初の想定以上に東海地域の林・材・公共建築分野での存在感が強くなってきたように感じております。それ は、産、学、官の各分野で活躍しているコアメンバーをはじめとするWASS東海の参加者が、「個別利害」にとらわれながらも、柔軟に地域社会の「公的利 害」の視点から課題にアプローチするよう心がけていることの成果だといえるでしょう。ここにきて、優れた木材加工技術を培ってきた企業さんや、現状打破へ と動き出した若手林業グループとの交流が広がってきたのも嬉しいことです。又、個人としては、昨夏来体調を崩してしまい、WASS関係者の皆様にご迷惑を おかけしておりますが、現下の林材業大変動期にあって、成長著しい若手とともに、何とか「変化」を促進する一滴の力でありたいと願っております。

(株)エスウッド 角田 惇

 

■活動体制および参加者

世話人    角田惇((株)エスウッド)、田口房国((株)山共)

コアメンバー 岐阜県、愛知県のエリアで活躍している民間、行政、大学、研究機関等のキーパーソン10名(世話人含む。)

参加者数   延べ45名(講師など除く。)

事務局    長田剛和((株)エスウッド)

 

■活動記録

【平成25年】

6月  WASS東海 設立準備会(コアメンバーによる)

7月  キックオフミーティング(第1回)

第1部「木と建築で創造する共生社会研究センター(平成19~24年)」の成果とこれからの課題

東洋大学工学部建築学科 教授 長澤 悟 氏

第2部「木と建築と社会」を考える

法政大学デザイン工学部建築学科 教授 網野 禎昭 氏

8月  運営委員会(コアメンバーによる)

9月  第2回勉強会

岐阜県の県産材供給と公共建築物等の木造化・木質化の現状と課題について

岐阜県林政部県産材流通課 技術主査 中通 実 氏

12月  第3回勉強会、現場見学会

準耐火木造建築物の事例~道の駅 美濃にわか茶屋を通して~

岐阜県立森林文化アカデミー 准教授 辻 充孝 氏

 

【平成26年】

3月  第4回勉強会

大規模木造公共施設の建築にかかわる問題点と解決策および低コストマニュアルの紹介

NPO法人WOOD AC 代表理事 河本 和義 氏

5月  第5回勉強会

『都市の木質化』を目指す実践のこれまでとこれから

名古屋大学大学院生命農学研究科 准教授 山崎 真理子 氏

7月  第6回勉強会

これまでも木造、これからも木造~なぜ特殊な木造をやるようになったのか~

(株)翠豊 代表取締役 今井 潔志 氏

8月  運営委員会(コアメンバーによる):

1年目成果のまとめ

9月  第7回勉強会

参加者による討論会(WASS東海2年目以降について)

12月  第8回勉強会

事例紹介 道の駅美濃にわか茶屋~計画、設計、木材調達、施工までの流れ~

岐阜県立森林文化アカデミー 准教授 辻 充孝 氏

※岐阜県若手森林業研究会との合同勉強会

 

【平成27年】

4月  第9回勉強会(4/25 予定)

大規模公共運動施設にかかわるプロポーザル、木材調達および品質管理、設計

~静岡県草薙総合運動場体育館を事例に~(仮題)

静岡県くらし環境部公営住宅課 課長 早津 和之 氏

 

※お問い合わせは、WASS東海フェイスブックページからお願いします。

https://www.facebook.com/wass.toukai?fref=nf

 

 

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