パンフレット 「⽊の建築を成功させるための発注者の留意点」 を掲載しました

プロジェクト 「A-WASSフロー」 のページに、これまでの調査研究から得られた知見等をまとめたパンフレット 「⽊の建築を成功させるための発注者の留意点」 を掲載しました。市町村等における木造公共建築事業の立案から実施に至るプロセスにおいて留意すべき点を網羅的にまとめていますので、是非ご一読下さい。

併せて、平成27年7月31日に開催された 「第31回建築生産シンポジウム」(主催:日本建築学会 建築社会システム委員会)において、東洋大学大学院の宮城君と法政大学大学院の平川君が行った調査研究成果の発表論文を掲載しました。

詳しくは、こちらから。→ プロジェクト 「A-WASSフロー」 のページ

第2回 全国木のまちサミット 2016 in 早川町 が開催されました

平成28年9月3日(土)~4日(日)、山梨県早川町で開催された標記サミットに出席しましたので、概要をご報告します。(A-WASS 事務局 今泉)

1.趣旨と背景

今回のサミットは、地方創生とりわけ山村地域の創生を図る上で森林・林業の再生が不可欠であるとの認識に立ちつつ、「木を使う」ことで培われてきた文化や地域連携を鑑み、森林の上流と下流の相互関係の上に産官学等の多様な連携から生まれる技術・経済・文化の発展の可能性について考察し、地域材利用の取組事例等から持続可能な林業振興や森林利用の方策について考えることを主目的に開催されました。

なお、第1回のサミットは、一昨年11月に岩手県住田町で開催され、A-WASSから長澤会長や網野副会長をはじめ、複数の会員等関係者が出席しました。

  • 第1回サミットの概要報告はこちら:

https://a-wass.org/events/全国木のまちサミットが開催されました/

https://a-wass.org/資料リンク/通信/6号/

2.サミットの概要

  • 出席者等  別添1のとおり。総出席者数127人。
  • 開会(主催者挨拶、来賓祝辞等)

サミット実行委員長である早川町の辻一幸町長の開会挨拶の後、「オイスカ国際活動促進国会議員連盟」の会員でもある森屋参議院議員が来賓挨拶を行うとともに同議員連盟の会長である石破茂衆議院議員(前まち・ひと・しごと創生大臣)からのメッセージを代読。

また、林野庁の玉置木材利用課長、山梨県の小島林務長、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部の吉田参事官、甲府市の樋口市長がそれぞれ来賓挨拶を行ったほか、地元選出の国会議員等からの祝電披露。

3.基調発表、海外からの報告、課題別セッション

別添2のプログラム及び別添3~12の発表資料のとおり。事例発表やその後の質疑応答等で、特筆すべきものは、以下のとおり。

  • 佐野建築研究所の長井代表取締役が、早川町新庁舎の設計施工について発表。早川町産材をふんだんに使用しているが、①山梨県内で加工等ができず、秋田(集成加工)や郡山(プレカット)等で加工せざるを得なかったこと、②準耐火のため天井に十分な木材が使用できなかったこと、③単年度補助金への対応でタイトな工期と煩雑な事務を強いられること、等が問題提起された(別添6)。フローリングにスギ材を使用しているが、圧縮技術を用いたWPC加工により、傷がつきにくく良い風合に仕上がっているとのこと。
  • 埼玉県ときがわ町の関口町長から、特定多数の人が利用する建築物(学校等)では不燃化の規制は緩くなっているが、役場等の不特定多数の人が利用する建築物は規制が厳しいとのコメントがあり、それほど厳しい規制は必要ないのではないかとの問題提起があったほか、スギ花粉はもはや「公害」であり、スギをどんどん伐って植え替える必要があり、そのためにも材を使っていくべきとのコメントあり。
  • 岩手県住田町の多田町長から、全国10~20の木のまちが災害応急対策として木造仮設住宅の備蓄を行うこと、これを国で制度的に支援するよう要望していくことを提案(別添12)。今後、サミット参加市町村の間で実現に向け前向きに連携していくことを確認。また、多田町長から、冬はマイナス13℃にもなる住田町でも、RCの旧庁舎から木造の新庁舎に変わってから、土日の休日出勤時に暖房を稼動させなくても余熱で十分暖かいこと、音も気にならなくなったこと、「木造が高い」はウソであることなどのコメントがあった。

4.総括

ファシリテータを努めた廣野氏が議論を以下のとおり総括。

  • 森林や木材資源の活用について、全国民がもっと深く認識し、考え、動くことが必要。政治もそれを促すように取り組むべき。
  • 木材の利用に伴う障害を取り除く努力が必要。規制の緩和や財源確保など国の役割も重要。
  • 民間企業は、単なる「CSR」ではなく、企業自体の社会的役割・存在意義を認識して経営する必要。
  • 上・中・下流間の連携(=循環)が重要。これら関係者間でコストと便益の適切な分担を実現する必要。
  • 市町村長は、こうした政策の実現に向けて、住民の信頼を得ていくことが重要。今回のサミットに参加した市町村長は、各地域に戻ったら、地域住民を集めてサミットの成果を伝達し、住民みんなが考え行動する場を設けるよう努力すべき。

5.次回の開催地

高知県中土佐町が、次回の開催地として立候補。

 

(添付資料)

別添1  第2回全国木のまちサミット 参加者名簿

別添2  第2回全国木のまちサミット プログラム

別添3  基調発表(廣野良吉氏) 資料

別添4  海外からの報告 資料

別添5  課題別セッション Ⅰ-①-1(林野庁藤田課長補佐) 資料

別添6      〃    Ⅰ-①-2(佐野建築研究所) 資料

別添7      〃    Ⅰ-②-1(神奈川県小田原市加藤市長) 資料

別添8      〃    Ⅰ-②-2((株)イトーキ平井社長) 資料

別添9      〃    Ⅰ-③  (北海道津別町佐藤町長) 資料

別添10     〃    Ⅱ-①-1(埼玉県ときがわ町関口町長) 資料

別添11     〃    Ⅱ-①-2((公財)オイスカ田中氏) 資料

別添12     〃    Ⅱ-②  (岩手県住田町多田町長) 資料

別添13 早川町 新庁舎のご案内 パンフレット

 

 

(記事・ブログ等)

 

Web東海新報 -「木造仮設住宅の備蓄を-東日本大震災の経験ふまえ提案/住田町」

https://tohkaishimpo.com/2016/09/06/128393/

UTYテレビ山梨 -「全国木のまちサミット 木材利用の課題は」

https://www.uty.co.jp/news/20160903/1512/

小田原市「市長の日記」-「木のまちサミットin早川町」

https://www.city.odawara.kanagawa.jp/index.php?p=&d=mayor/diary&c=&type=article&art_id=5089

山梨日日新聞 -「早川で木のまちサミット開幕」

林政ニュース -「早川町で第2回『全国木のまちサミット』」

山梨県森林協会 -「第2回『全国木のまち』サミット2016」

https://y-shinrin.jp/dantai/20160903-04-kinomati-summit-hayakawa.html

 

(サミットの様子)

早川町新庁舎
役場入口ロビー
役場入口ロビー
サミット会場(2階大会議室)
開会挨拶(早川町辻町長)
開会挨拶(早川町辻町長)
討議の様子
討議の様子
辻町長(右)から次回開催地である高知県中土佐町の池田町長(左)に引き継ぎ
辻町長(右)から次回開催地である高知県中土佐町の池田町長(左)に引き継ぎ
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A-WASS会則の改正(平成28年3月19日)と入会のご案内について

3月19日に開催した当研究会の第3回総会において会則が改正され、新たに法人・団体向けの「賛助会員」の制度の創設が決定しました。また、「木と建築」「木質バイオマス」「山里地域づくり」「総合戦略」の4部会を設置して活動の充実を図ることなども決まりました。

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改正後の会則と、入会のご案内等を資料ページに掲載しましたので、ご参照ください。

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国際森林認証に関する講演会のご案内(会場を変更しました)

先日お知らせした講演会について、都合により会場を変更しましたので、当日は場所をお間違えないようにお願いいたします。
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(変更後の講演会 会場)

フォーラム美夢(森の贈り物研究会・A-WASS事務局)
 東京都中央区日本橋3-8-1 東日本橋コーポラス1F
 TEL: 03 -3249 -0421 別添の案内図をご覧ください。
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変更後の案内ファイル(160514_A-WASS講演会(会場変更)
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A-WASS事務局

標記の講演会のお知らせです。新国立競技場への認証木材の利用が話題となっているほか、今国会において、合法木材の利用を促進するための法案が議員立法により提出されるなど、関連の動きも出ており、タイムリーな話題と言えます。
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詳細は下記及び別添ファイルをご参照いただき、講演会、懇親会に出席を希望される方は、5月10日(火)までにご連絡をお願いします。なお、A-WASS会員、賛助会員(代表者及び参加登録者)並びに学生の方を除き、参加費として 1,000円を申し受けます。また、懇親会については、キャンセルされる場合は必ず前日までにメールでご連絡をお願いします。
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            記
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  1. 日 時  5月 14日(土) 15:00 ~ 17:00 (受付開始:14:30~)
  2. 場 所  法政大学市ヶ谷田町校舎 マルチメディアホール(5F)(会場を変更しました)
  3. 講 師  武内 晴義 氏 (PEFCアジアプロモーションズ 事務局長)
  4. 演 題  「国際森林認証制度について」(仮題)
  5. その他  講演会の趣旨、懇親会の詳細等については別添ファイルをご参照ください。
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別添ファイル(160514_A-WASS講演会案内)(ファイルを差し替えました)
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A-WASS事務局 (担当:今泉)
メール: general【@】a-wass.org (【@】の部分を半角の「@」に修正してください。)

※WEBから出欠を連絡する方はコチラからお願いします。

第3回通常総会及び講演会開催のお知らせ

来る3月19日(土)午後、下記により当研究会の第3回の通常総会及び講演会を開催します。当研究会の会員・会友以外の方も参加可能(総会は傍聴)です。皆様のご参加をお待ちしています。

総会、講演会、懇親会について、出席を希望される方は3月16日までにA-WASS事務局までご連絡をお願いいたします。

A-WASS事務局
メール:  general【@】a-wass.org
(【@】の部分を半角の@に修正して下さい。)

日 時  3月 19日(土) (受付開始:14:30~)

  • 総会 15:00 ~16:00
  • 講演会16:00 ~17:00

場 所  法政大学市ヶ谷田町校舎 マルチメディアホール(5F)

その他  講演会終了後、場所を移動して懇親会を予定しています。

講演会について
  1. 講 師   マテー・ペーター氏(自然の住まい株式会社 代表取締役)
  2. 演 題   「何も失わない家づくり」(仮題)
  3. 参加費   1,000円 (A-WASS会員及び学生を除く)
【講師略歴】
1959年オーストリア・シュタイアマルク州生まれ。ウイーン大学で日本研究を専攻後、国費留学生として来日。日本の住宅事情について修士論文を執筆。1984年より長野県諏訪市にて諏訪湖浄化運動や環境保護運動に参加。諏訪郡原村の森林の中に自然素材による自宅を建て、一家で移り住む。建築生物学について研究を進める傍ら、1996年、自然の住まい株式会社を興しバイオハウス建築を開始。1999年2月、東京千駄ヶ谷にティームセブンジャパン株式会社を設立、代表取締役を兼任。

懇親会について (講演会終了後、都営地下鉄で馬喰横山駅まで移動します)
  1. 日 時   3月 19日(土)  18:00 ~(予定)
  2. 会 場   呂久呂 (東京都中央区日本橋久松町5-2)
  3. 会 費   3,000円 (懇親会場にて徴収します)
なお、懇親会については、会場のキャパシティの関係から、お断りする場合があります。また、キャンセルの場合は必ず前日までにご連絡下さい。
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公共建築物の木造木質化促進シンポジウムを開催します(1月26日・福岡)

A-WASS と(公社)日本木材加工技術協会九州支部、(一社)日本木材学会九州支部の共催により、シンポジウムを開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日 時: 2016年1月26日(火)13:45~16:30
  • 場 所: 福岡市民会館 小ホール
  • 主なプログラム
    • 講演
      • 長澤 悟 (A-WASS会長、東洋大学 名誉教授)
      • 清水 邦義 氏 (九州大学大学院農学研究院准教授)
    • パネルディスカッション:
      • 司会   花岡 崇一 (A-WASS事務局長)
      • パネラー
        • 長澤  悟 (A-WASS会長、東洋大学 名誉教授)
        • 井上 正文 (大分県建築士会会長、大分大学工学部 教授)
        • 新貝 敏憲 (A-WASS運営委員、(有)新貝商店)
        • 赤羽 元 (熊本県農林水産部森林局森林整備課長)
        • 清水 邦義 (九州大学大学院農学研究院准教授)

詳しくは、こちらをご覧ください。

 

 

第2回「A-WASS循環と共生の森づくりinときがわ」を開催します

平成28年2月13日(土)に、第2回の森づくり会及び「とき森なりわい塾」を開催します。

今回は、里山の雑木林での森づくり活動と併せて、「とき森なりわい塾」の初回として、ときがわ町にIターンし、柚子を使ったジュースづくりに取り組んでおられる「ときがわブルワリー」の小堀さんを囲んで、山村での「なりわい」を学びます。

プログラム等の詳細はこちら

 

ときがわ町の山村部(椚平地区)
ときがわ町の山村部(椚平地区)

プロジェクトのページに「A-WASS循環と共生の森づくり」を追加しました

A-WASS では、平成27年度国土緑化推進機構「緑の募金」助成金の採択を受けて、埼玉県ときがわ町の後援をいただき、「A-WASS循環と共生の森づくりinときがわ」を実施しています。

この事業では、都市在住の建築関係者を主体とする当研究会の会員及び会員が関わりを持つ首都圏の学生、そのほか関心を有する方々とときがわ町で森づくりや地域材の利用等に取り組む関係者の皆様とが交流・意見交換を行うとともに、参加者一同が連携し、かつては薪炭林等として利用され現在は放置されている雑木林(町有林)の再生を目指した森づくりと資源の循環利用を目指した活動を進めることにしています。

本事業の情報をプロジェクトのページに追加しましたので、ご覧ください。

第1回 「A-WASS 循環と共生の森づくり in ときがわ」 の様子
第1回 「A-WASS 循環と共生の森づくり in ときがわ」 の様子